
気になる1台ではあったのですが、2016年発売でその後「E-M1X」も出たのに、なかなか価格が下がらないなぁと思っていました。そこへ相当な性能向上・改善の新ファームウェア「Ver3.0」とそのリリースを記念したキャッシュバックキャンペーンがスタート。これがかなり効いてしまい購入を決断。
取り散らかる前に、些細な文句ばかりになる前に、結論を書いておけば、「早く買ってしまえば良かった!」です。いきなりメインの1台となりました。
バランスの良い基本性能にプラスして、PENTAX並に防塵・防滴性能に定評があって(私はここを特に重視)、握りやすいグリップで、強力な手ブレ補正をボディに搭載し、レンズも含めたシステムとして重たくなく、もちろんレンズも揃っている「ミラーレス」カメラとなるとそれこそ唯一の選択しうるボディかもしれません(2019年11月発売予定のOM-D E-M5 Mark IIIはグリップがどうでしょ)。

まぁ不満もあるにはありますが、完璧なものはありませんしね。

ごちゃつき感はありますが、Fn1ボタンの位置が絶妙。シャッターストロークは浅めで当初とまどいました。

安心を生むグリップ。中指でひっかけやすく小指部分が長い形状で、ホールド性抜群。

カードスロットは2つ。カードカバーは開け閉めがカチッとして固いですが、これくらいしっかりしてくれた方が信頼できます。

OKボタンからLVスーパーコンパネで大抵の変更は事足りるのですが、メニュー画面におちてしまうと、そこはいくら多機能とはいえ混迷の世界。あと、メニュー画面のいの一番は画像に関する事であって欲しいですが、このカメラはリセット/カスタム設定。右2回とOKボタンで初期設定に戻ってしまうのがメニュートップ、という思想はアマチュアにはよくわからないなぁと。

巻き戻しクランク風の左肩丸ボタンのデザインは良いと思うのですが、連射/セルフ/HDRとAF/測光表記をスッキリ消して色々設定できるFunctionキーにして欲しいなぁと。あと電源レバーは右のグリップ側がいいなぁと(あ、このカメラはOMシリーズでしたね)。

AEL/AFLボタンまわりはFnレバーになっていて、ここで電源ON/OFFする設定も可能(やってみましたが私は慣れず)。十字ボタンはソフトで、電源ONのまま持ち歩いていると押されてしまう時があったので、私はダイレクトな機能呼び出し設定をオフにしてしまいました。
で、このカメラの弱点といえば…強いて言えば夜の高感度撮影でしょうかね。この分野はやはり大きなセンサーに負けちゃいます。目が肥えてきた方は常用ISO 3200くらいまででしょうか。ISO 6400はディティールは残すから勘弁して、というような余裕の無さを感じます。
以下、他のカメラと並べてみて。

富士フイルム「X-pro2」と並べて。単焦点レンズは主にこちらのXマウント。夜のスナップはこのカメラの方が強く、カッコイイ画が撮れます。

Panasonic「GM-1」と並べて。ボディバリエーションの広さも魅力のマイクロフォーサーズ、というのは儲からないのかメーカーは力を入れてきませんね。一方で、フルサイズLマウントでは「SIGMA fp」なんてものが出てきてしまうとは…欲しぃ。


防塵防滴でチルト式EVF、というとPanasonic「GX8」を選ぶしかないです。ただ防塵防滴が欲しい時は「E-M1 Mark II」で満たされるので、併用する組み合わせとしては、防塵防滴はなくなりますがサイズの小さい「GX7 MK3」が欲しくなります。

「PEN-F」は、力を抜いた気楽なスナップ撮影用。意外と飽きない1台となりました。

ミラーレスではない「PENTAX KP」、は中途半端なポジションとなり特殊な気候でもないかぎり出番が減っていきそうな予感有り。いっそフルサイズ「K-1」にいってしまった方が得策だったかも…。
以下、レンズの組み合わせ例。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6との組み合わせはこんな感じ。155gの軽量超広角ズーム。2010年発売ですのでリニューアルして、沈胴機構のまま防滴構造を実現してもらえるとさらに好きなレンズになります。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroとの組み合わせ。「E-M1 Mark II」を購入したら私の中で虫ブームが来て、今夏はこのレンズを必ず持ち歩いてました。

LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8との組み合わせ。全長伸びないインナーフォーカスで軽量360g。これぞマイクロフォーサーズ。

LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6との組み合わせ。軽量70gで携帯性優先、のわりにはよく映る。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0との組み合わせ。質感・デザインがよく、軽量315gでフィルターも使えて、さらに防塵防滴と素晴らしいレンズ。この組み合わせは至福です。
そして、新たなOLYMPUSのレンズを購入したので、その記事を後日追加予定。つづく。
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ボディ(E-M1 MarkII)の記事投稿から・・・